ビルのテナント新装工事。住宅設計は様々な設計のベースになっています

 igs   〜institution for a global society〜

:非常階段への扉にデザインシートを貼って存在感を消す工夫。避難誘導等も目立ち過ぎない。 
右上
:コラージュの検討スケッチ。
右下
:床が明るく、壁面がPOPなので天井は濃い目のシルバー。間接照明で石の壁面を照らして明るさは確保。

igsの詳細はHPへ→
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(C)Tetuya Furukawa 2008

以前、住宅を設計したご縁でいただいた仕事です。
外資系金融会社でグローバルに活躍されていたクライアントが、国際社会で活躍できる日本人のリーダーを育成したいという思いで設立した教育施設。そのネットワークを生かして一流の講師を迎え、「話せる英語」、「大学合格」という教育ではなく、「英語で討論する、文化を伝える」「海外超一流の大学へのステップ」といったようなワンランク上の教育施設を目指しています。

物件探しからご相談いただいたため、資金計画、立地環境、指導計画など細かい調整から、最終的な竣工まで関わることが出来た物件です。
物件探しの段階では無駄になってしまうような平面計画や、複数の間取りのパターンなどをご提案しながらでしたが、そうした蓄積からこの案件に決めてからは、設計期間を含めて約4週間で竣工しました。

工事前の様子:エレベーターホールと専有部分はガラスの鉄扉で仕切られていて、閉鎖的な状態。階ごとに施錠できるEVで、EV前に防火シャッターがあるのでEVを出てからはオープンな計画が可能だったので、正面にRの壁で大学や生徒の写真などをコラージュして、反対面になる受付に自然な誘導をしています。

渋谷区渋谷1-23-18
渋谷ワールドイーストビル4F

右上:受付部分のCG。Rの壁を天井まで至らない高さで計画し、構造体の影響を緩和し、省スペースでも狭く感じない空間へ。 右下:竣工後の受付。カウンターは大理石。ロゴマークはステンレスプレート。 
下(左)
:受付内から廊下を見る。 下(右):廊下から見た受付。エレベーターホールで使われている大理石の壁を内部に延長している。ホールの天井はメタリックのシート貼。

左上:ハーバード大学     右上:ケンブリッジ大学
左下:オックスフォード大学  右下:スタンフォード大学

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教室:メモ台つきの椅子は生徒の人数に合わせてフレキシブルなディベートを展開する為に採用しています。また、教室は防音可動間仕切壁で3つに分割可能。