窓の両脇にある木は昔住んでいた住まいの柱です。

築30を超える住宅の建替では思い出の詰まった家の部材を再利用することがあります。あまりに古くて構造材に出来ない時でも化粧材として採り入れるようにしています。

(左)昔の家で使っていた襖、欄間を再利用。

柱に貼ってあるのは壁の化粧として使われていた銅版タイルの再利用です。
古いものは「いつも見える」「手に触れられる」という所に計画すると、早く新しい家に馴染んで行く気がします。

(右)骨董品のタンスがあって、建て替えで置く場所がなくなったのですが、どうしても捨てられないということで、扉を玄関収納の扉として再利用しました。
こういった材料のまわりは漆喰がお勧めです。

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(C)Tetuya Furukawa 2008

しかし、そういった古い
材料をあまり格好よく
おさめ過ぎると
新築の家に浮いた部品に
なるのでちょっと抜けた感じ、
ラフな感じを住宅では心掛けています。

子供が描いた絵を飾る隙の無いキッチリしたイメージの家は住宅としてどうかと。

もちろん個人的な意見ですが